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ドラマ「俺の家の話」にみる、在宅介護と介護離職のはなし

介護・相続がテーマのホームドラマ

皆さん今回も「高齢者住まいの相談室 老人ホーム紹介センターココテラス」のブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は、1月22日にスタートしたTBS系の金曜ドラマ「俺の家の話」が久々に介護をテーマにしたドラマで、観ている方は分かると思うのですが、なかなか細かい介護保険のことや、サービスの内容まで描かれていて面白いので、実際の在宅介護にも焦点を当てながらご紹介したいと思います。

といっても、観ていない方はネタバレになってしまうのでストーリーは概要だけにしておきますね。

ちょっと話がズレてしまうのですが、今クール(1月スタート)のドラマは面白いものが多く、珍しく結構観てしまっています。

浜辺美波さんと菅野美穂さんが親子役で、これまでにも多くのヒットドラマの世に送り出してきた北川悦吏子さん(岐阜県美濃加茂市出身)が脚本の「ウチの娘は彼氏ができない」日テレ系・水曜 22時~

TBSのドラマ枠である火曜22時(火10)で放送中の「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」も展開が早くて面白いです。上白石萌音さん演じる、普通・人並み・安定を望んで上京してきたのにひょんなことから菜々緒さん演じる鬼編集長のもとで働くことになって…というストーリーです。

「ボス恋」では、上司である菜々緒さんの台詞の「人並みでいいなんていうのは、平均以上の能力やステータスがある人間が使える言葉。雑用すらまともにできないあなたが普通や人並みなんておこがましい」という場面が自分的には心に刺さりました。努力もせずに「普通・人並み」でいいなんて本当におこがましいなと… 私は普通・人並み思考ではないですが、改めてこの言葉の意味を考えさせられました。

「俺の家の話」は誰にでも起こるはなし

本題から大きくズレてしまいました。すみません…。

さて、今回ご紹介する「俺の家の話」は長瀬智也さん主演で、これまでも数々の話題作で知られる「クドカン」こと宮藤官九郎さんが脚本のホームドラマです。

長瀬さん演じる役は、かつてはチャンピオンにもなったこともあるプロレスラー(42歳)で、実家は重要無形文化財の「能楽」の宗家で西田敏行さん演じる父親は人間国宝という家柄の設定です。

ある日、長瀬さん演じるピークを過ぎたプロレスラーのもとに、父親が危篤という知らせが飛び込んできます。過去にも脳梗塞で倒れたことがあり、今回も懸命な治療で何とか一命はとりとめます。しかし、後遺症により車椅子生活を余儀なくされリハビリに励みます。そこで、戸田恵梨香さん演じる介護ヘルパーと出会い…という流れです。

長瀬さん演じる寿一はプロレスラーを引退し、25年ぶりに父親の介護をするために実家へ帰ってきますが、宗家を継いで襲名披露や日々の介護のこと、相続の問題などこれからいろいろな問題をどのように解決していくか楽しみです。

『お俺の家の話』のあらすじはこちら

要介護認定と在宅介護

ドラマの中で西田さん演じる寿三郎は、要介護1の認定を受けました。そのことを襲名披露の場で発表し、認定通知書を額縁に入れて皆に見せたとろこは思わず笑ってしまいました。

寿三郎が要介護になった原因である「脳梗塞」脳血管疾患(脳卒中)のひとつで、「認知症」に次いで介護が必要になる原因です。

脳梗塞の後遺症で主なものは、体の片方が麻痺する「片麻痺」で歩行が困難になったり、話すことが難しくなったり、飲み込みづらくなったりという症状が現れます。

また、手足のしびれや痛み、温度を感じにくくなったりする「感覚障害」や言葉を理解したり発することができなくなる「失語症」、視野が欠ける「視野障害」などです。

もちろん、早期の治療とリハビリを行うことで後遺症の軽減や抑制も可能です。

このように何らかの後遺症が残ると、これまで不自由なく暮らしてきた我が家でも様々な部分が障害となってしまいます。

誰しも自宅が一番で、ずっとそこで暮らしていけたらいいですよね。

そのために介護保険制度で困っていることをサポートしてもらえます。

ドラマ「俺の家の話」をもとに考えると、まずはケアマネジャーさんが日々の自宅での生活に必要なプランを立てています。

訪問介護生活援助として、戸田恵梨香さんが掃除や洗濯、食事の準備をしていました。ここで身体介護は家族の長瀬さんが行っていますので、サービスのプランには入っていないのでしょうね。

また、福祉用具貸与で車椅子や介護ベッドなどもレンタルできるのですが、本来は車椅子も介護ベッドも要介護2からレンタル可能なので、ドラマでは電動車椅子を使用して外出していたので、これは自費でレンタルしているのか購入したのかなと思ったりしました(笑)

その他、リハビリのためにデイケアに通ったり、自宅での生活で危険がないように手すりの取り付けや段差を解消するという「住宅改修」も介護保険の対象です。

誰かの援助があってこその在宅介護

ドラマのように、父親の介護のために仕事を辞めて実家に戻ってくるというケースも珍しくないのかもしれません。

なぜなら、介護が必要になったらやはり家族や介護サービスを受けて生活をしていくことになります。

そこで昨今問題になっているのが「介護離職」です。

家族の介護を抱えており、仕事と介護の両立が困難となり仕事を辞めざるを得ない状況になる人が年々増加していて、年間で約10万人と言われています。

継続的に家族の介護をしていくことは、精神的にも経済的にも大きな負担となることから、政府も介護休暇・介護休業の制度を法律に定めて、企業も労働者には介護休養の取得を促すようにとしていますが、様々な理由で現実はあまり効果がでていないようです。

誰にでも突発的に起こる家族の介護の問題は、高齢社会が進行するこれからも大きな課題になっていくと思います。

介護離職の防止と施設入居という選択肢

当社では、今後この介護離職の問題にあらゆる切り口で取り組んでいこうと考えております。

まずはそのような問題に直面している従業員様向けのサービスを検討中です。

このブログを読んでいただいている企業の人事・総務の方がおられましたら是非お気軽にご連絡ください。

そして、老人ホーム紹介センターココテラスといたしましては、在宅での介護が難しくなってきたと感じられたら、なるべく早めにご相談をいただきましたら幸いです。

・介護施設の種類がいろいろあって分からない

・毎月かかる費用はどれくらい

・実際に受けられるケアの内容がしりたい

・離れて暮らす親のために施設をさがしている

などなど、些細なご質問でも大丈夫です。

入居されるご本人様のこれからの暮らしはもちろん、ご家族様にとっても最適な施設をご紹介させていただくことで、双方にとって安心で安全な新しい暮らしのスタートをお手伝いいたします。

下記の連絡先までお気軽にご連絡ください。

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